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DLE、台湾証取上場へ

日本のベンチャー企業がアジアの証券取引所に相次ぎ上場する。新規株式公開(IPO)の低迷が続く日本ではなく、IPOが回復し株取引も活発な韓国や台湾で、来年度までに10社以上が上場申請する見通し。上場で知名度を高め、現地の事業展開にも生かす。有力企業の海外上場が増えれば、日本の新興株式市場の空洞化が加速する可能性がある。

アニメ制作のディー・エル・イー(東京・千代田)は2011年6月までに台湾証取に上場申請する。日本での上場を計画してきたが、日本のアニメは海外で評価が高いと判断し方針転換した。台湾の制作会社とも提携しており、上場を機に台湾での事業を拡大する。

2010/08/22, 日本経済新聞 朝刊より




原発PR館にトトロ、ジブリが「即刻撤退」

スタジオジブリ(東京都)の人気アニメ「となりのトトロ」などのキャラクターグッズが、原発の安全性をPRする東京電力の福島県内の施設で展示、販売されているとインターネット上で批判され、ジブリが「出店を即刻取りやめる」と表明したことが19日、分かった。ジブリの星野康二社長は公式サイトで「誤解を招くもので、思慮が足りなかった」と謝罪した。

ジブリ商品を販売していたのは東京電力福島第2原発の「エネルギー館」(富岡町)内の「どんぐり共和国」で、2005年に出店。ブース内ではジブリ作品が流され、入り口に「電気を大切にね!!」と書かれた看板の脇にトトロの縫いぐるみなどが展示されている。
数日前からネット上で「原発のPRに使われるのはありえない」と論争になり、ジブリによると、電話やメールの問い合わせがあったという。

2010/08/20, 日本経済新聞 朝刊より


帝国データバンク、アニメ制作会社の経営実態調査結果を発表

帝国データバンクは19日、国内のアニメ制作会社の経営実態調査の結果を発表した。
帝国データバンクでは、2010年7月末時点の企業概要データベース「COSMOS2」から、アニメの制作を主業とする会社を抽出し、収益動向・所在地・規模などについて調査・分析を行った。なお、同様の調査は今回が初めて。

これによると、2009年度(2009年4月~2010年3月期決算)の収入高総額は1648億3000万円(前年度比3.9%減)で、2年連続で減少した。
特に版権収入が行き渡りにくい中小に減収が多い。「増収」企業の中では、パチンコ会社と取引のある会社が目立った。所在地は約9割が東京に集中し、規模は従業員数が「10人以下」で資本金「1000万以下」の会社が42.0%を占めた。

・収入高総額は、2007年度をピークに減少傾向
・版権収入が期待できない中小は減収、パチンコ業界と取引のある企業に増収が目立つ
・所在地の約9割が東京に集中ながら、デジタル化により地方に特色のある制作会社も
・規模は従業員数「10人以下」、資本金「1000万以下」が42.0%
・業歴トップはトムス・エンタテインメント、続いて東映アニメーション、ぴえろプラス
・「萌え系」アニメブームは終息、深夜アニメなどの放映枠は減少傾向
・DVD販売で回収する事業モデルでは出資者が集まらず、アニメ制作が行いにくくなっているのが現状
・テレビアニメの放映数が減少する一方で、映画作品は好調

2010/08/19,NQN

参考リンク:
アニメ制作会社の経営実態調査(帝国データバンク)
調査結果資料[PDF]


「大人と、子供の中の大人心」に訴える、ドリームワークス・アニメーションCEOに聞く

ドリームワークス・アニメーションCEOジェフリー・カッツェンバーグ氏は、パラマウント映画での下積みを経て、1984年にウォルト・ディズニー・カンパニーに転じ、映画制作部門のトップに抜擢される。「リトル・マーメイド」「美女と野獣」「アラジン」「ライオン・キング」などのヒットでアニメ部門を立て直した。実写でも「プリティ・ウーマン」「天使にラブ・ソングを」のヒットを送り出し、ディズニー映画に第二黄金期をもたらした。しかもCGアニメの将来性を予見し、1991年にはまだ1本も長編映画を作っていなかったピクサーと配給契約をした。
1994年に上司との不仲が原因でディズニーをクビになると、スティーブン・スピルバーグらと組んでドリームワークスを設立した。同社で「プライベート・ライアン」「グラディエーター」、アニメの「シュレック」などのヒット作を生み出した。
現在はアニメ部門を分離したドリームワークス・アニメーションCEOとして3Dアニメ製作に情熱を燃やしている。
カッツェンバーグCEOに週刊東洋経済がインタビューしている。



トムス、小児科向け端末開発、アニメキャラが子供の不安を解消

アニメ制作大手のトムス・エンタテインメントは5日、小児医療機関向けに携帯型のアニメ視聴端末を開発したと発表した。点滴や採血時にアニメで処置の仕方などを説明し、子どもの不安を和らげるのに活用してもらう。9月からレンタルを開始し、産婦人科など他の医療機関向けも検討する。アニメ市場が落ち込む中、異業種向けアニメ制作を収益源に育成する。

開発した端末はタッチパネル式の「スマイルタッチ」。大きさは幅307ミリメートル、奥行き25ミリメートル、高さ275ミリメートル。各種診察や医療情報についてキャラクターが説明する短編アニメを制作したほか、著作権者から許諾を得た上でアンパンマンや名探偵コナンなどの人気作品を再編集して約70話を収録した。
レンタル料は月額9800円と年額98,000円の2種類。USBメモリーに収録する形でコンテンツも追加していく。
9月23日から全国の病院にレンタルを始め、来年3月末までに1000~2000台の受注をめざす。今後も同端末向けに新たなキャラクターを制作するほか、他の医療分野向けの端末開発も計画する。

電通によるとアニメ市場は2009年、3年連続で前年割れし2000億円を割り込んだ。トムスはテレビや映画に加えてアニメ事業の幅を広げ、収益源を多角化する方針だ。記者会見した岡村秀樹社長は「アニメを様々な分野に有効活用していく」と述べた。

2010/08/06,日経産業新聞より

参考リンク:小児医療分野への業容拡大および小児医療向け支援端末「スマイルタッチ」発表のお知らせ(トムス・エンタテインメント IRニュース)[PDF]


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