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TAF2010

電子書籍端末、利用者の6割が満足、ただし全体の認知度は低く

エンターブレインがまとめた電子書籍端末に関する意識調査によれば、利用者の63%が「満足している」と回答するなど、利用者の多くが評価していることが分かった。ただ、電子書籍端末自体を「まったく知らない」と答えた人も非利用者のうち75%を占めており、全体の認知度はまだ低いようだ。

利用者の中で最も利用されている電子書籍端末は米アマゾン・ドット・コムの「キンドル」が72%、ソニーの「リーダー」(23%)が続いた。非利用者の中で最も知られていたのはキンドルだが21%にとどまった。
1カ月の間に本や雑誌を購入する費用を尋ねたところ、最も多かったのが紙の印刷物の本(書籍全般)で2490円。次に雑誌(2173円)が続いた。パソコンで読む電子書籍の本(書籍全般)は1190円にとどまった。

調査は1月22日~1月25日に電子書籍端末の利用者100人、非利用者100人を対象にインターネットで実施し、全員から回答を得た。

2010/03/12, 日経産業新聞より




角川、中国で合弁設立、日本のアニメやコミックを翻訳出版

角川グループホールディングスは8日、中国国営企業傘下の湖南天聞動漫伝媒(湖南省)と合弁会社を設立し、中国で出版や映像事業などを行うと発表した。日本のアニメやコミック、ライトノベルを翻訳して出版するほか、現地でオリジナル作品を制作する。

広州天聞角川動漫(広東省広州市)を5月に設立し、出資総額3000万元(約3億9000万円)のうち角川が49%を出資する。角川グループホールディングスの子会社でアジア事業を統括する角川ホールディングス・チャイナ(香港)が同日、合弁契約した。角川グループホールディングスが中国で合弁会社を設立するのは初めて。
湖南天聞動漫伝媒は中国国営企業の湖南出版投資控股集団(湖南省)の傘下。2009年2月の設立で、中国の若者向けに雑誌出版やアニメ制作を手がけている。

角川グループホールディングスは1999年に台湾で現地法人を設立、2007年には香港に進出した。合弁会社を通じ、中国本土で日本の出版物を紹介し、アニメやゲームなどにも展開する。

2010/03/09,日経産業新聞より



ものづくりの現場、マンガで復権、技術者の素顔伝える

日本のものづくりへの信頼を揺るがす問題が相次ぐ中、ものづくりの現場を題材にしたマンガがブームになりつつある。一般にはあまり知られていない技術者の素顔が関心を集めているようだ。

コミックエッセー『シブすぎ技術に男泣き!』(中経出版)は、初版はわずか7千部だったが、1月下旬の発売以来増刷を重ねて7刷8万7千部に到達。ものづくりに関心のあるビジネスマンなどから支持されているようだ。
著者は、やすりがけが特技という元エンジニアの見ル野栄司。
「技術者の成功談ばかりを取り上げるテレビ番組が嫌い。工場見学を題材にした番組でもそこで働いている人たちのことが気になる」と見ル野は言う。
決して日の当たらない仕事に、精魂を込める人たちがいることを伝えたいと同書に思いを込めた。

『シブすぎ~』のヒットで、ジャンルとしての認知も進みつつある。同書と『とろける鉄工所』(野村宗弘著、講談社、3巻まで既刊)などを並べて売る東京・八重洲ブックセンター本店のような例も出てきた。
『とろける~』は小さな鉄工所の日常をコミカルに描くマンガ。『シブすぎ~』同様、そこにいるのは等身大の職人たちだ。昨秋、初めて開いたサイン会には、普段はほとんど見られない作業着姿の中高年男性や、若い女性も訪れたという。

旋盤工としての経験を生かし、小説・エッセーなどで町工場を描いてきた小関智弘氏は「昔は町工場の作業風景や田植えなど、ものづくりの現場を見る機会が日常的にあった。今はモノと人の距離が離れすぎた。マンガという手に取りやすいものが、その距離を近づけてくれるといい」と語る。

2010/03/07, 日本経済新聞 朝刊より

シブすぎ技術に男泣き!とろける鉄工所(1) (イブニングKC)とろける鉄工所(2) (イブニングKC)とろける鉄工所(3) (イブニングKC)





アスキー・メディアワークス、ケータイ小説サイト大手、魔法のiらんど買収

角川グループホールディングスの子会社で出版事業を手がけるアスキー・メディアワークスは、若者に人気の「ケータイ小説」サイト大手、魔法のiらんど(東京・千代田、谷井玲社長)の株式の70%を取得し子会社化した。
取得額は明らかにしていない。谷井社長は続投。今後、完全子会社化も検討する。

同社は素人が携帯電話で執筆した小説を投稿したり閲覧したりする「ケータイ小説」分野の草分け。投稿数は120万作品、利用者は女子中高生を中心に600万人に上る。書籍や映画になった「恋空」などのヒットがある。
同サイトの買収により、角川グループは出版事業で手薄だった10代の女性向けコンテンツを強化する狙いがある。

2010/03/05,日本経済新聞 朝刊より




角川、発売前の書籍全文をネットで無料公開

角川グループホールディングスは1日、発売まで10日間の期間限定で書籍の全文を実験的にインターネットで無料公開する。

まず、角川歴彦会長兼CEOの著書「クラウド時代と〈クール革命〉」(角川書店)をホームページで1日午前11時から全ページ公開する。閲覧だけでデータの保存はできない。10日に発売する新書判は740円。同書はITが促すメディア産業の構造改革やコンテンツビジネスの未来を考察している。

出版業界では米グーグルやアップルの電子書籍事業参入で「紙の本の売れ行きに影響が出る」との危機感がある。
角川のネット公開は読者層を広げ、本の購入者を増やす狙いがある。大手出版社による書籍の無料公開は珍しい。

2010/03/01, 日本経済新聞 朝刊より

参考リンク:web KADOKAWA
クラウド時代と<クール革命>Amazon Associate
クラウド時代と<クール革命>





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