パソコンや携帯電話端末での動画視聴が普及し、映画各社のビジネスモデルが変わり始めた。「パッケージ離れ」が加速するなか、DVD発売までの期間を短くし、ほぼ同時にネットに流すケースが出てきている。
従来は劇場での映画封切りまたは公開終了から半年後にDVD発売、1年後に有料放送やネット配信、その半年後に地上波という例が一般的だった。今では公開から3~4カ月後にDVDを発売し、ほぼ同時にネットや携帯端末に配信するケースが出ている。
携帯の高機能化や光回線の普及も背景にある。「ユーチューブ」など無料で動画を視聴するサービスが定着し、有料の動画配信も受け入れる消費者が増えてきている。
ある証券アナリストは「映画に対する消費者の印象が残っているうちにDVDを早めに売り切ろうという動きがある」と分析する。
今後、邦画各社も携帯向け配信サービスに乗り出せば、パッケージに匹敵する市場に育つ可能性もある。
2010/03/11,日本経済新聞 朝刊より
家電量販店大手のヨドバシカメラは3月末に閉鎖する「東京厚生年金会館」の土地・建物を年金・健康保険福祉施設整理機構から120億円で取得する。
ヨドバシは古いカメラや写真を展示する博物館・ギャラリーにする計画だ。
東京厚生年金会館はJR新宿駅の東側約1キロメートルに立地し、敷地面積は約6100平方メートル、建物の延べ床面積は約2万3800平方メートル。1961年に開業し、コンサートホールや宿泊施設、宴会場を備える。
ヨドバシは4月30日までに引き渡しを受ける。
博物館やギャラリーの他にオフィス機能も取り入れる予定だが「建物をそのまま使うか壊すかを含め、使い方はこれから決める」(広報担当)。
2010/03/09, 日本経済新聞 朝刊より
バンダイは「ガンプラ」生誕30周年を記念して、人気アニメ「機動戦士ガンダム」の大型のプラモデル「メガサイズモデル ガンダム」を6日に発売する。48分の1スケールで高さ37.5センチメートル。通常の製品に比べ1.25~3倍程度大きい。ガンダムのプラモデルとしては最大だという。
接着剤を使わずプラモデル製作に慣れていない子供でも組み立てやすいという。8歳からガンダムファンが多い40代まで、幅広い年代に向けて売り込む。
価格は8190円。販売目標は公表していない。
今後のメガサイズモデルのシリーズ化は検討中だという。
2010/03/04,NQN
この1月末、コロムビアミュージックエンタテインメントの発行済み株式31%を取得し筆頭株主になったフェイスの平沢創社長は「従来にない楽曲配信サービスを年内に展開する」と意気込む。株取得の経緯や今後の戦略を日経産業新聞が聞いている。
・筆頭株主だった投資会社とは、いつごろから交渉に入ったのか
「昨年秋ごろ。もともとレコード会社との連携を考えていた。当初から株取得には前向きだった。タイミングを計っていた中で、1月に合意に至った」
・業務提携にとどまらず、出資にまで踏み込んだ狙いは
「提携段階にとどめることも検討したが、リスクを取ったとの覚悟を示したかった。今後の株式の買い増しについても可能性は否定しない」
・具体的な連携策は
「コロムビア側と議論している最中。1つはネットを活用した有望ミュージシャンの発掘だ。収益の安定にはヒットするアーティストをいかに確保するかが重要」
「もう1つはBtoBだ。CDなどのパッケージ市場は縮小傾向にあるが、新たな音楽の売り方を提案できれば十分に需要を掘り起こせる」
「CDなどのパッケージに向くのか、配信に向くのかはアーティストの質で判断していく。柔軟に対応していきたい。いずれにしてもCDの販売枚数でアーティストが評価される時代は終わったと感じている」
・今後、コロムビア以外のレコード会社と組む選択肢は
「可能性はあるが、年内はないだろう。まずコロムビアとの協業を軌道に乗せることが先だ。下手に組織をいじったりせずに、現在の体制を当面は維持する」
・フェイスとコロムビアは互いにゲーム事業を手掛けている
「ゲームソフトの分野はだいぶ異なる。ソフト自体のレパートリーは増えるため、協業も検討したい」
・今後の音楽市場をどう見るか
「文化としての音楽が衰退したわけではない。CDなどのパッケージの縮小は加速すると思うが、配信サービスの存在感も高まっている。当社の強みであるITを駆使した形で新たな音楽の届け方を探る1年になる」
エス・アイ・ピーの調査によると、2009年のCD店頭販売額でのコロムビアミュージックエンタテインメントのシェアは2.2%と10位。Jポップ部門の苦戦で、ソニー・ミュージックエンタテインメントなどに水をあけられている。
フェイスはコロムビアのコンテンツを活用し、配信サービスの強化に自信を見せているが「相乗効果を生み出せるかどうかは疑問符がつく」(レコード会社幹部)と厳しい見方もある。
2010/03/04,日経産業新聞より
ウォルト・ディズニーの日本法人、ウォルト・ディズニー・ジャパン(東京・目黒)は3
日、映画配給部門とソフト販売部門を統合したと発表した。
映画の輸入や配給を担うウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズと、二次利用ソフト部門の同スタジオ・ホーム・エンターテイメントを3月1日付で受け統合してウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンを立ち上げた。
映画の上映からインターネット配信までを一貫して手掛ける体制を整え、コンテンツを効率的に売り込むのが狙い。ディズニーの米国本社による機構改革に沿った形で日本法人の組織を再編した。
2010/03/04,日経産業新聞より