アニメニュース Japanimate.com―2008年08月の記事一覧

アニメニュース Japanimate.com

アニメビジネスニュースをお伝えします

「ポニョ」で株高?

大和総研が過去20年の邦画人気と東証株価指数の推移を調べたところ、邦画の人気が上がれば株価が上がる相関が判った。

吉野貴晶チーフクオンツアナリストは「邦画人気は日本への注目を高めるうえ、国民の気持ちの余裕の表れでもある」と背景を説明する。
公開中のアニメ「崖の上のポニョ」は18日に興行収入100億円を突破。また、今月末には邦画史上最高の制作費をかけた「二十世紀少年」が公開予定だ。
株価は4カ月ぶりの安値にあるが、経験則にならって息を吹き返すか、熱い視線が注がれている。

ヘッドラインは2008/08/22, 日本経済新聞 朝刊


アップル、鬼門のネット―「モバイルミー」不具合相次ぐ

かつて信者と呼ばれる熱狂的顧客に支えられたアップルも、iPodのヒット以降は普通の消費者が相手になった。多少のしくじりなら「アップルらしい」と笑って許してくれる信者顧客(エヴァンジェリスト)ばかりではなくなっている。
「iPhone3G」とともに登場した「モバイルミー」。1カ月以上がたつが品質は安定せず、事実上の料金返還を繰り返す。次々とトレンドを生む躍動感がアップルの持ち味だが、iPodナノの過熱問題とともに同社の実力への疑問が改めて浮上している。

スティーブ・ジョブズCEOは、2006年にはグーグルのエリック・シュミットCEOを取締役に迎えるなどネット重視をアピールしてきたが、IT業界では「ジョブズ氏はパソコン時代の人。ネットは不得意」と囁かれている。
完ぺき主義者のジョブズ氏にとってネットは唯一の泣きどころで、モバイルミーの不具合はなおさら痛い。
8月はじめに社員に送ったメールで、ジョブズ氏は 「ネットサービスについては学ぶことがまだまだある」「iPhone3Gやアップ・ストアと同時にモバイルミーを立ち上げたのは間違いだった」と、氏にしては珍しく反省の弁を綴っている。

「今年末までに誇れるサービスにする」(ジョブズ氏)というモバイルミー問題が尾を引けば、ブランドへの信頼も揺らぐ。存在感が増すにつれ、アップル経営の難易度も上がった。

ヘッドラインは2008/08/21, 日経産業新聞


人気アイドル歌手の初音ミクをご存じだろうか

ヴァーチャルアイドル初音ミク、幼さを残す16歳の少女の歌声が大勢のファンを虜にしている。
▼初音ミクは札幌のIT企業が開発した合成音声ソフトの商品名で、パソコンに旋律や歌詞を打ち込むと思い通りに歌ってくれる。操る側の技の差が歌唱力を左右し、初心者ではロボット風で不自然に聞こえる。「初音ミクの達人」たちが、ネットで自らの作品を競い合っている。

▼北京五輪では、後で合成映像だとバレた花火や少女に口パクで歌わせた演出が人々の失望を買った。
ちょうど同じころ東京で開いた「コミックマーケット」で起きた出来事は対照的だ。
架空の人間である初音ミクに扮したコスプレ女性が登場すると、一目見ようと人だかりができた。

▼実物を模した仮想。仮想から飛び出した実物。限りなく近づく二つの次元の近接点から「失望」と「熱狂」という正反対の結果が生まれる。その判断の境目は、裏切られたという感覚の有無だろう。技術は人の五感を簡単にだませる。ならば人は裏切りを見破る第六感を磨かなくては……。

ヘッドラインは2008/08/21, 日本経済新聞

日経の春秋欄が珍しく、サブカルと五輪の演出ネタを対比して記事にしている。


「千と千尋」「ポニョ」…ヒットつなげ、ジブリ“工房”から企業へ

アニメスタジオから「アニメ企業」へ経営改革を進めるスタジオジブリの変貌を伝える、日経記事を抄録。

ジブリは宮崎駿・高畑勲両監督の劇場アニメ制作を目的に、徳間書店の子会社として1985年に活動を開始した。1986年の「天空の城ラピュタ」、1988年の「となりのトトロ」で旋風を巻き起こし、1997年の「もののけ姫」ではその名を世界に広めた。2005年に徳間書店から独立し、スタジオジブリとして再スタートした。
この間、スタジオは3つに増え、2001年には三鷹の森美術館を開館、社員数は約300人にのぼる。当初は宮崎・高畑両監督が「のびのび制作できる環境」を目指して立ち上げた家内工業的組織だったが、今は国内有数のスタジオとして、この環境を次世代のアニメーターにつなげていくことに重点を置き始めている。

今春ウォルト・ディズニー・ジャパン前会長からジブリに移った星野康二社長が管理部門の改革に着手した。
星野社長は「(アメリカののコンテンツを日本で二次三次利用する国内のディズニーの仕事とは違って)ジブリは宮崎、高畑両監督が今も最前線で身を削っている。親分の姿が無言のうちに若手に影響している」。彼らがお金の心配をせずに制作に没頭できるこの環境を変えないことこそ自分の役割」という。
まず着手したのはスタッフの正社員化で、アニメーターだけでなく美術館のアルバイト約150人も全員正社員にした。多くのジブリファンが訪れる美術館でのサービスを強化したいとの狙いがある。
「財務経理局」も今春発足し、劇場公開は数年に一度のため年ごとに波があるが、DVD売上高や著作権収入など関連ビジネスをきちんと計上し、若手社員をどう養っていくのか「お小遣い帳を付けだした」(星野社長)
また、一番骨が折れたのは倉庫の集約で、膨大な量の素材や画材道具を収納している倉庫が複数拠点に散在していたため、一カ所に集約し経費を見直している。
課題の海外展開では、北米留学やディズニー時代に培った人脈をいかし「販売機会を増やしたい」と意気込む。

宮崎監督と鈴木敏夫プロデューサーも若手育成に動き始め、2009年4月にはアニメの人材育成所を愛知県豊田市に新設する。来春卒業見込みの20人ほどを契約社員として採用し、宮崎監督や鈴木プロデューサーらが自ら指導する。

世界的に人気の高い日本アニメの原点は東映動画(現東映アニメーション)や虫プロダクションにある。宮崎氏を含め現在一線で活躍する多くの監督がここで技術を習得し、その後の日本アニメの発展を支えてきた。スタジオジブリがその伝統に新たな息吹を吹き込むことができるか。ジブリの挑戦に期待がかかる。

ヘッドラインは2008/08/20, 日経産業新聞


今月公開の監督作、ベネチア映画祭で最高賞候補、押井守氏

「スカイ・クロラ」の押井守監督の人物評を日経が伝えている。

27日から開催される第65回ベネチア国際映画祭で最高賞「金獅子賞」の候補になった。「いまはもう何もできないが、作品を精いっぱいアピールしたい」と自然体で挑む。

制作のきっかけは「自分自身が生きることと向きあって、若い人に何かを伝えたいと思った」
繰り返しの日々を生きるキルドレを「誰に対しても責任を持たずに生きていける」現代の若者と重ねる一方で、自分の人生を生きることの素晴らしさも込めている。

過去には商業的に苦戦することもあったが、新作はビジネスとして成立させることを意識し、宣伝活動にも積極的にかかわった。
「正しいと思うことを主張して、多くの人に共感してもらうのが映画」との思いが背景にある。
日本アニメの世界的な評価は高まっているが、現場は技術者の高齢化に悩む。加えて「本当に作るべきものは何かという問いがない」と嘆く。60歳を前にして、欲はあるが執着しないことを学んだという。

ヘッドラインは2008/08/19, 日本経済新聞 夕刊


AD
What's New
(09/11)
(09/10)
(09/10)
(09/10)
(09/09)
(09/09)
(09/09)
(09/09)
(09/09)
(09/09)
(09/09)
(09/09)
(09/08)
(09/08)
(09/07)
(09/06)
(09/05)
(09/04)
記事検索

東京アニメスタジオマップ

東京アニメスタジオマップ

Twitter
このサイトについて
アニメに限らず、関連したニュースの要旨を論評抜きで掲載しています。
個人運営のため多くは期待なさらないでください。
ご意見、ご要望など、サイト管理者へのご連絡は
webmaster★japanimate.comまで (★は1バイトのアットマークに置換して下さい)
@japanimate on Twitter
CrossChannel.jp新着記事
よく読まれている記事
RSS

 RSSリーダーで購読する



AdminControlMenu: AdminMenu | NewEntry | EditComment | EditTrackback

ブログ [PR]カード 植毛QLOOKアクセス解析

ブログパーツ