アニメニュース Japanimate.com―2009年01月09日の記事一覧

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2010年03月01日1時から7時頃までメンテナンスのため閲覧が不可能になっておりました。ご迷惑をおかけいたしました。

ヤマダ電機、九十九電機を傘下に、パソコン分野の競争力向上へ

ヤマダ電機は6日付で、昨年10月に経営破綻した九十九電機から事業を譲り受けることで基本合意した。ヤマダはサトームセンに続き秋葉原の家電量販店を傘下に収める。
「ツクモがんばれ」秋葉原の九十九本社に張られた民事再生法適用申請を知らせる紙には顧客から励ましの言葉が書き込まれている。
ヤマダは根強いファンを抱えマニアから評価が高い「ツクモ」の店名は残す方針。
都心部に店を持っていたキムラヤセレクトのように立地を重視したわけではなく、パソコンと周辺商品の販売強化をヤマダは狙っている。
ヤマダでは都市型店舗「LABI」の強化を成長戦略に据えるが、店作りはヨドバシカメラやビックカメラに一日の長がある。特にパソコンやカメラ、携帯音楽プレーヤーなどの周辺機器や従業員の商品知識にまだ差があるとの指摘は多い。
九十九のノウハウを吸収し、LABI以外でもパソコン分野のテコ入れを視野に、郊外のパソコン部品を扱う店にも品ぞろえ充実の効果は及ぶ。

九十九は信用力の高いスポンサーを得た格好だが、ヤマダは約300億円の売上高を上積みする以上の相乗効果を見いだせるか。主要顧客であるマニア層の支持を保ちつつ九十九を再建し、さらにヤマダが新しい競争力を身につけることを市場は望んでいる。
しかし市場では「好材料として九十九のインパクトはほとんどない」(証券アナリスト)との声もある。
九十九の事業継承をヤマダが競争力向上につなげられるか、単なる店舗効率追求と違うアプローチが求められている。

2009/01/09, 日経MJより



代引やポイントサービスへの規制見送り、金融審議会

金融審議会がまとめた最終報告では「サーバー型電子マネー」を新たに規制する方向を打ち出す一方で、銀行に限定していた送金業務を他業種にも開放する規制緩和を盛った。
焦点の「代金引換・収納代行」や「ポイントサービス」への規制導入は見送った。

・サーバー型にも供託金
金融審では、はこれまで適用対象から外れていた、インターネット上でやり取りする電子マネーも法律で規制することが決まった。
不特定の第三者を対象にしている発行業者は金融庁に登録し、供託を義務づけられる。

・送金開放
銀行以外の業種にも送金業務を開放する。報告書では利用者保護の観点から一定の規制を課す必要性に言及したが、銀行並みの厳しい規制水準を求めると新規参入が難しくなる。利用者を保護しつつも、参入障壁が高くなり過ぎない仕組みづくりが課題。
送金専門会社が登場すれば、銀行との手数料競争が激しくなりそうだ。

・ポイントは「おまけ」か「通貨」か 
ポイントは購買活動に伴う「おまけ」にすぎないという見方に対して、ポイント獲得を目的に商品やサービスを買っている消費者もおり、ポイントは通貨に似た役割を果たしているとの見方が出された。
後者の考えでは破綻時の利用者保護のあり方などを規定する必要があるが、議論は集約しなかった。

・代金引換や収納代行規制見送り
資金の分別管理や本人確認作業の導入の是非や、規制を設けないと不法な業者の参入を招きかねないとの問題提起も出たが、宅配便業者やコンビニエンスストア業界からは「いつか出てくるかもしれないというだけで規制を導入したら、顧客の利便性が損なわれる」(ヤマトホールディングスの有富慶二会長)などの異論が出て、まとまらなかった。

2009/01/09, 日本経済新聞 朝刊より



「らき☆すた」神社が聖地になったワケ

不況の中で「聖地巡礼」ブームをビジネスチャンスにと、まるで金脈でも発見したかのような報道が相次ぐが、連日の報道には食傷気味。ニューテクノロジーが女性に普及したときはピークアウトしているとの通説を裏返せば、既に聖地巡礼ビジネスの旬は過ぎているのかもしれないと管理人は思ったりしています。
本日は日経MJから石鍋仁美編集員の記事「石鍋仁美のマーケティングの非常識」から拾い読み。

「らき☆すた」ファンでにぎわった埼玉県鷲宮町の鷲宮神社。なぜここまで「聖地」として人気を集めたのか北海道大学の観光学高等研究センター准教授山村高淑氏が昨年末、論文を発表した。
(この記事を読まれる方は、「らき☆すた」と鷲宮神社の関係は承知のことと思われるので省略する:管理人)
正月三が日の初詣で客は一昨年13万人、昨年30万人、今年42万人と急増。地元では携帯ストラップや酒、せんべいなどのオリジナル商品を発売し、経済効果は1億円を超す。

山村准教授は聖地化の過程を受け入れ土壌整備期、ファン主導期、角川書店主導期、商工会主導・商店参加期、地域主導期の5段階に分け、2段階目のファン主導期からすでに地元商工会のスタッフがファンと信頼関係を築いたことが基礎になっているという。
商工会のスタッフが神社に集まるファンに聞いた結果「せっかく来てくれたのに鷲宮にはお土産がない。何か売ったら」という話が商工会で出る。
スタッフ2人は「2ちゃんねる」の関連スレッドにも参加しファンの声を聞いた。そのうちにファンがアイデアを出してくれるようになり、今に至るまで活動に協力してもらっているという。
鷲宮町に行ってみると、飲食店や茶店に、作品をもじったメニューがある。適当に登場人物の名前を付けたのではなく、性格やエピソードを知っていないと出まいというアイデアの数々はファンの心をくすぐる。

山村准教授の論文は「場」の持つ意味も大きいと指摘。
ファンの存在が認知されたのは神社につきものの絵馬で、アニメを描いた大量の絵馬が出現。それを見たファンがコメントを書いた絵馬を奉納し、昔の喫茶店の回覧ノートやネット的な匿名コミュニケーションがリアルな場で展開された。
神社もこの種の絵馬を長く残すように配慮した。

各地でアニメやゲームの背景や舞台となった場への訪問が盛んで、神社は注目株。
「美少女戦士セーラームーン」の氷川神社(東京)、「かみちゅ!」の御袖天満宮(広島)、「ひぐらしのなく頃に」の白川八幡神社(岐阜)、「東方風神録」の諏訪大社(長野)、「かんなぎ」の鼻節神社(宮城)など、登場人物と関係の深い神社をファンが訪れている。 
日本古来の不思議な存在が物語の軸になる伝奇小説や、京都や奈良を舞台とする和物系ファンタジーの流行。スピリチュアルやパワースポットの人気。そんなトレンドとも無関係ではない。
神社はコミュニティーの中心であり、地元志向や緩さ志向にマッチした面もありそうだ。

鷲宮町では神社を舞台につながりが生まれ、商工会の若手スタッフが丁寧に育てた。
宗教との連想で「聖地巡礼」という行為が誘発された可能性の指摘もなるほどと思わせる、と記事は結んでいる。

2009/01/09, 日経MJより

参考リンク:
北海道大学大学院国際広報メディア・観光学院  アニメ聖地の成立とその展開に関する研究 : アニメ作品「らき☆すた」による埼玉県鷲宮町の旅客誘致に関する一考察 (山村高淑)[PDF]
北海道大学観光学高等研究センター 【研究調査報告】アニメ聖地における巡礼者の動向把握方法の検討~聖地巡礼ノート分析の有効性と課題について~(岡本健)[PDF]



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