ファンワークス、富山テレビと地方PRアニメ企画、制作は地元ピーエーワークスなど

映像制作のファンワークスは、アニメで地方の観光をピーアールする事業を始める。
第1弾として富山県の観光資源を題材に、地元のピーエーワークスが制作したアニメを、まず19日に富山観光アニメプロジェクト公式サイトで「立山編」を公開、20日に富山テレビで全編を放映する。
ユーチューブで英語、中国語、韓国語、フランス語の字幕を付けて配信するほか、アニメ配信サイト「クランチロール」でも英語版を流す。海外のアニメファンに富山の魅力を訴えるためで、特に地理的に近いアジアからの観光客増を狙っている。

アニメの舞台となるのは「立山連峰」やホタルイカが名物の「富山湾」、合掌造りで知られる「五箇山」の3カ所。
実際の制作は地元の「ピーエーワークス」(富山県南砺市、堀川憲司社長)と、魚津市在住のクリエーターユニットが担当。ピーエーワークスは海外でも評判の高いアニメ「攻殻機動隊」のテレビ番組制作にも携わった。

今回のアニメでは主人公の若い女性が立山連峰で好きだった彼氏と再会したり、人生に疲れたサラリーマンが五箇山の自然の中で再生したりする。観光名所や名物料理がふんだんに登場。富山テレビによる実写映像と合わせ、約30分の観光プロモーション番組「泣かせる空に会いたい」に仕上げた。映像はオープンソース形式とし、自治体や企業などの第三者が宣伝広告などに自由に利用できるようにした。

ファンワークスは東京都杉並区のキャラクター「なみすけ」や、ネットアニメ「やわらか戦車」などを企画した実績がある。今回は富山テレビ放送と共同で「富山観光アニメプロジェクト」を立ち上げた。地方の自然や伝統工芸などを映像化する経済産業省のコンテンツ産業振興策の一環で、2000万円の制作費のうち半分は補助金を利用した。
ファンワークスは今夏にも地方都市で同様の観光アニメを制作したい考え。
背景にはアニメ「らき☆すた」などのヒットで、アニメを契機とした町おこしの事例が増えていることがある。

2009/06/19, 日経産業新聞より

参考リンク:
FANWORKS:Other Projects
富山テレビ放送「Youドキッ!たいむ」ミニ特集
富山観光アニメプロジェクト

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