タカラトミーは子会社のティーツーアイエンターテイメント(T2i)を通じて30日付で、日活の発行済み株式の2.83%を約2億円で取得する。
今後年に1作程度、タカラトミーや同社のアニメ制作子会社、竜の子プロダクション(東京都国分寺市)が持つキャラクターを日活が映画化する。
映画化によりキャラクターの知名度を高めたうえ、タカラトミーは関連玩具を拡販する。映画の制作費の負担割合に応じて興行収入も得る。両方を合わせた売上高は毎年150億円程度を見込む。国内の玩具市場は少子化で頭打ちとなっており、映画をテコに海外市場を開拓する。
海外での映画上映にあたっては三菱商事が協力する。三菱商事はT2iに5%出資しており、三菱系投資ファンドの丸の内キャピタルは6月にタカラトミー株の15%を取得し筆頭株主になった。タカラトミーが成長すれば投資を回収しやすくなる。
日活はタカラトミーの持つ玩具キャラクターを生かして映画制作をテコ入れする。都内の撮影所の改築などにより撮影効率の向上を目指しており、今年3月には竜の子プロのアニメ「ヤッターマン」を実写映画化してヒットさせた。
玩具メーカーと映画会社の提携としては、バンダイナムコHDと東映が株式を持ち合っている例がある。バンダイナムコHDが東映に4.8%、東映がバンダイナムコに0.9%出資している。
2009/06/19,NQN