ビデオリサーチの若杉五馬社長は2日の記者会見で「2011年7月をめどにパソコンでのテレビ視聴も視聴率調査の対象に加える」と表明した。
若者を中心にテレビではなくパソコンで放送を見る人が増えるなか、受信機の測定対象を家電以外にも広げ、精度を高める。「テレビ離れ」を懸念する放送業界の要望にこたえる。
ビデオリサーチは数秒遅れて画面に映し出されるデジタル放送特有の遅延現象を利用して、パソコンによるテレビ視聴測定器の開発にめどを付けた。デジタル放送を受信でき、「部屋に据え置いて使うパソコン」でのテレビ視聴を捕捉できるようにする。据え置き型に限るのは、現状の視聴率を「据え置き型テレビ」に限って調べているため。
ビデオリサーチによると、デジタル放送が映るパソコンを所有する世帯は調査対象の2%程度だが、視聴率調査にパソコンでの視聴もカウントされるようになることで、「総世帯視聴率」が押し上げられる。
また、ビデオリサーチは関東地区で600世帯にとどまる調査対象世帯数について「現時点で増やす予定はない」としている。
2009/07/03, 日経産業新聞より