時と場所を選ばず楽しめる携帯型ゲーム機の普及はキャラクターの成長を楽しむ育成ゲームとの相性もよく、ゲーム各社は新たなジャンルに育てようと販売を強化している。恋愛や職業などをテーマに、現実社会に近い「リアル感」を演出した生活密着型の作品が主流になっている。
“恋人”と同じ時間を過ごす――。コナミデジタルエンタテインメントが3日発売した恋愛ゲーム「ラブプラス」が業界の注目を集めている。
同ゲームは高校生活が舞台で、ゲーム内の時間が現実の時間や季節と連動するDSの機能「リアルタイムクロック」を搭載している点が従来の恋愛ゲームの常識を覆している。午後3時にゲーム機を開くとゲーム内の女子高生の恋人が放課後のクラブ活動をしている。音声機能を使ったモードもあり、プレーヤーとの会話に合わせて顔の表情やしぐさが変化する。クリスマスや誕生日といったイベントの数は4000種類以上用意されている。
女性向けでも恋愛ゲームは人気で、ベクターは8月、携帯向けゲーム参入の第1弾として、恋愛シミュレーションゲーム「恋する私の王子様」の配信を開始した。
バンダイナムコゲームスが17日、DS向けに発売するのは、アイドルを育成するゲーム「アイドルマスター ディアリースターズ」。レッスンやオーディション、ライブなどを通じ、プレーヤーがどのような経験をしたかによって、物語の結末が変化する。DSを持つ最大16人のプレーヤーが、同じ画面で実際のライブさながらのコールをかける機能も加えた。
あこがれの職業になりきった気分を味わえるのが、コロムビアミュージックエンタテインメントの子会社、クリエイティヴ・コアがDS向けに8月に発売した「あこがれガールズコレクション ステキにナース Days」。
ゲーム内の主人公である新米ナースが病院内で様々な仕事をこなしながら成長する内容。休日のショッピングや食事、掃除や洗濯などのシーンもあり、「大人になった気分」を体験できるようになっている。
2009/09/04, , 日経産業新聞より
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