映像産業振興機構、アニメシナリオライターの養成セミナーを開催

NPO法人映像産業振興機構は10月から映画やアニメ、ゲーム、テレビ番組などのシナリオを書き、内容の成否を分析できる人材の育成に乗り出す。
日本のアニメや映画は海外でも高く評価され始めたが、シナリオはライター個人の力量に負う部分が多い。物語の構造や映像描写に客観的な分析・評価を加える手法を学ぶことでコンテンツの土台の完成度を高め、日本のソフト産業の競争力を高める狙いだ。

「シナリオアナリスト養成セミナー」は10~11月に計6回、集中的に開く。コンテンツ業界の現場で活躍中の人材を20人募集する。
講師はシナリオライターで「日本のコンピューターグラフィックスの父」とも呼ばれる金子満東京工科大大学院教授が担当。米国やアジアの研究者が注目する最新の分析・評価手法をワークショップ形式で伝える。
前半は自分でシナリオを制作し、後半はこれを構造面と内容面の双方から分析する。「シナリオ展開の道筋や出来上がりで何が足りないかなど書く上での大きなルールが分かり、土台が作れるようになる」(金子氏)

米ハリウッドの映画産業は1980年代から「ストーリー分析」というシナリオの欠陥を早期に見つけ、修正する手法を取り入れた結果、内容の完成度が向上したとされる。
日本ではアニメや映画、ドラマなど各分野で経験値としてヒットするしないという感覚の蓄積はあるが、体系化と共有化ができておらず、「企業規模は大きくなってもシナリオ作りは前近代的なまま」(金子氏)という。

2009/09/11, 日経MJより

参考リンク:映像産業振興機構

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