16日の朝日新聞東京版によると、15日の東京都議会本会議の一般質問では、石原都知事は建設が進む東京スカイツリーに期待を見せた。
2012年の開業を目指して墨田区に建設中の「東京スカイツリー」について石原知事は、「東京にあるローカル放送は関東一円に電波が飛ぶでしょう。東京におけるローカル放送の価値が変わって、大きなメリットになると思う」と答弁した。
詳しくは議事録や他紙・他の媒体の詳報を待たねばならぬが、東京スカイツリーに送信アンテナの移設が予定されている東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)実質的な広域化による媒体価値の向上を意識した発言と見られる。
建設計画当初は「オリンピックの方が優先すべき事業」などと新電波塔建設に批判的だった石原都知事だが、墨田区に正式決定後はトーンダウンして距離を置いていた。今回の答弁は完成後の有効利用について、TOKYO MX の株主(4.1%を保有する第3位)として都は積極姿勢に転じたものと見られる。
現在の東京タワーから東京スカイツリーへのTOKYO MXの送信アンテナの移転については、隣県へのスピルオーバー(越境電波)の問題で、tvkや千葉テレビなど関東県域放送5局が反対している。
2009/09/16,朝日新聞 朝刊(東京版)より
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9/25追記
東京都議会平成21年第3回定例会本会議3日目の議事録速報が掲載されたので一部抜粋する。
都議会自由民主党の桜井浩之議員の東京の観光振興に関連した東京スカイツリーの質問に対する石原都知事の答弁。
「スカイツリーは新たな観光資源となるものでありまして、東京全体の観光振興に非常に大きな寄与をするものと期待しております。既に地元の墨田区やその周辺地域では、新たな観光名所となるスカイツリーの開設を、旅行者を呼び込む絶好の機会ととらえ、観光振興に取り組む機運が高まっていると聞いております。
(中略)
こうした地域の特色や新たな観光資源など、地域の魅力を生かした観光振興を、今後とも推進していきたいと思っております。
しかし、加えて大事なことは、ローカル放送の既存のルールでは、その地域のローカル放送というのは、その地域に存在するタワーでしか電波を飛ばせないんだそうですね。これはね、今度、このスカイツリーができますと、少なくとも東京にあるローカル放送というのは、ほとんど関東一円、恐らく遠くは山梨、静岡、群馬まで音波(管理人注:電波の誤り)が飛ぶでしょう。そうすると、東京におけるローカル放送の意味合いとか価値が変わってきまして、かなり大きな変化がもたらされるんじゃないかという気がいたします。これも非常に大きなメリットになるのではないかという気がいたします。」
やはりスカイツリー移転によるTOKYO MX のスピルオーバーを意識した発言のようだ。