SME、アニメ自社制作を強化、初の劇場映画も

ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)は、アニメの自社制作を強化する。
アニメ子会社でテレビ番組向けに制作するオリジナル作品を倍増するほか、初の映画向け作品も手掛ける。アニメ市場は縮小傾向にあるため、自ら権利を所有する独自コンテンツを拡充することで、関連商品の販売など、多角的な事業展開をめざす。

アニメ作品を手掛ける100%子会社、アニプレックス(東京・千代田)が2010年、年間1~2本だった独自アニメ作品を4本に増やす。
1月には、軍隊に入った少女の成長を描く「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」を地上波で放映。全13話を東京・大阪・名古屋地区の深夜枠で流す。さらに別の作品を4月に1本、7月に2本を放映する。
制作費は原作コミックのアニメ化と比べて、数百万円多い1400万~1500万円。
企画は社内から募る。いずれの作品も全編放映後にDVD化するとともに、視聴者の反応が良ければ映画化も検討する。

初の自社制作となるアニメ映画「宇宙ショーへようこそ」は来年公開。
田舎に住む小学生が宇宙へ旅するSF冒険映画で、制作費は数億円。主要都市を中心に10カ所以上の映画館で上映する予定だ。

SMEはアニメ主題歌などで自社の音楽アーティストを積極活用する計画。特に「新人をブレイクさせる絶好の機会」(経営企画グループ)といい、アニメと音楽の相乗効果を狙う。
SMEは自らが権利を所有する自社制作作品を拡充することで、DVDや関連商品の販売など、事業展開の自由度を高め、収益拡大をめざす考えだ。

2009/09/24, 日経産業新聞より

関連リンク:「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」公式サイト
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