東宝、スタジオジブリなど日本の映画・アニメ大手が、業界団体と共同でインターネット上の海賊版撲滅に乗り出す。
11月中旬から中国の大手動画共有サイト「土豆網」「優酷網」「酷6網」を対象に、無断投稿された自社作品を自動検出するシステムを試験稼働。海賊版の削除を求める。将来は監視対象サイトを国内外に広げる方針だ。
参加するのは東宝、スタジオジブリ、サンライズなど5社。民放各社やレコード会社も参加を検討している。
各社は海賊版対策を手掛ける社団法人コンテンツ海外流通促進機構(CODA)に自社作品の動画データを提供する。
促進機構は正規版の動画の特徴を数値化し、共有サイト上の動画と機械的に照合して海賊版を検出。促進機構がサイト側に削除を要求する。
各社は「崖の上のポニョ」「機動戦士ガンダム00」など 10~15作品を機構に提供する予定。
経済産業省が今年初めに実施した調査によると、中国では1人当たり年間90点近く、日本のアニメや映画、テレビ番組などをネットで違法入手しているという。
これまで映画・アニメ各社は個別に人力で監視し、サイト側に削除を求めていた。
サンライズでは「今回の仕組みで少しでもネット上の海賊版がなくなれば、中国でも事業展開しやすい」と話している。
2009/10/26,NQN