ヤマダ電機旗艦店、三越跡に30日開業、「家電池袋の陣」第2幕開幕

三越池袋店跡に30日、ヤマダ電機が旗艦店「LABI1(ラビワン)日本総本店池袋」を開く。今回の出店で池袋の家電量販の総売り場面積は一気に2倍に広がる。
池袋はビックカメラの本拠地で、2007年夏にヤマダが東京都心部1号店をぶつけてきた因縁の地。限られた商圏で客を奪い合う「家電池袋の陣」第2幕が始まる。

百貨店の三越跡をそのまま利用した売り場は面積2万3000平方メートルと、ヤマダの約600店の中で最大。売り上げ目標は関係者によると、旧池袋店舗の2倍近い600億円前後と見られる。携帯電話やゲームの専門館として11月6日に再オープンする旧店と合わせると、年間800億円前後を売り上げる見通し。
平均的なヤマダ店舗の6倍にあたる広さを生かし、家電、メガネやブランド雑貨、化粧品、おもちゃ、食品、調剤薬局のほか、書籍は10万冊と周辺の中規模書店並みに用意し、全部門を合計すると150万点に達する。レストラン階や遊戯スペースもあり、ファッション衣料だけがない「ヤマダ百貨店」の様相だ。

取扱商品を増やす目的は「都心出店が遅かった当社の場合、ポイントを使いやすくしてリピーターを得ることが最重要」(岡本潤専務)。ヤマダポイントの有効期限は表向きは直近の商品購入日から1年間だが、店頭の専用機械にカードを通せば有効期限が延長される。来店さえすれば失効しない仕組みで「ポイントを少しでも売り上げにつなげて、地域シェアを増やす方が長期的に得策」(同)との考え。「家族が一日楽しめる店」(一宮社長)を目指した。

一宮社長は「いい物件が偶然池袋だっただけでビックさんを攻撃するつもりはない」と断るものの、「商売だから当然競争にもなる。そうなれば、当社には全国チェーンとしての(仕入れ規模の)強みがある」と一歩も譲らない構え。

2009/10/28, 日経MJより

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