NTTと角川グループホールディングス(HD)は映像コンテンツのインターネット配信を手掛ける共同出資会社を12月に設立する。
新会社は資本金と資本準備金を合わせて十数億円で設立、NTTが傘下のベンチャー投資会社などを通じて過半を出資する。角川側からは持ち株会社である角川グループHDのほか、各種コンテンツのネット配信を手掛ける角川コンテンツゲートが新会社に出資する方針。
携帯電話、パソコン、テレビのどの端末からでも視聴できるのが特徴で、2010年春から有料サービスを開始する。
「クラウドコンピューティング」の仕組みを使った映像配信システムを構築する。利用者は自宅のテレビで見ていた映画の続きを、外出時に携帯電話で視聴することが可能になる。利用者の購入履歴をもとにリコメンド機能も持たせる。
新会社では携帯電話での視聴に適した5分程度のオリジナル作品を角川グループHDが制作して品ぞろえし、消費者の多様なニーズに応える。
また、映画や音楽、出版業界に幅広く映像コンテンツの供給を呼び掛け、3年後に100社前後の映像コンテンツを配信する計画。
角川グループHDは2006年11月にNTTドコモと資本・業務提携して携帯電話向けの映像配信サービスを始めるなど、映像コンテンツのネット配信に取り組んできた。新会社では他社のコンテンツも幅広く配信することで、有力なサービスに育てる。
2009/11/06,日本経済新聞 朝刊より