任天堂の業績鈍化で、ミツミ電機やホシデンはゲーム機の組み立て受注が減少し、2010年3月期の連結純利益がともに前期比で5割以上減る見通し。
半導体を供給するメガチップスやNECエレクトロニクスも4~9月期決算発表時までの予想を下回る。コスト削減で販売減を補えず、厳しい収益環境が続きそうだ。
任天堂は工場を持たないファブレス企業で、生産は外部委託。
ミツミは今期の連結純利益が52%減の53億円(従来予想は70億円)の見通し。4~9月期は任天堂からの受注が約3割減った。「2010年1~3月期の営業損益は2ケタの赤字になる可能性がある」(堀口信浩常務)。
ホシデンも、アミューズメント関連部品事業の2009年10月~2010年3月期の売上高が前年同期比3~5割減となりそう。
半導体を供給するNECエレクトロニクスも任天堂向けの不振で、最新生産ラインの稼働率が低下。今期の営業損益は従来のゼロ予想から一転、465億円の赤字に陥る見通し。
任天堂向けが連結売上高の約9割を占めるメガチップスは、今期純利益が7期ぶりに減少しそうだ。
ゲーム業界の最大商戦である年末にかけ、任天堂は新しいソフトでテコ入れを狙う。しかし「関連企業の本格反転のきっかけは、来年にも投入が予想される任天堂の新しいゲーム機を待たないと厳しい」(JPモルガン証券の佐藤昌司アナリスト)との指摘がある。
2009/12/02, 日本経済新聞 朝刊より