アニメーション映画を通して日中両国の文化交流を深めようと、2月に佐賀市で「日中アニメ・シンポジウム」が開かれる。少年時代を佐賀市で過ごし、両国でこの分野の発展に貢献した人形アニメ作家の故持永只仁監督の業績や、中国の最新アニメ事情を紹介する。
持永さんは終戦直前に渡った中国で、戦後にかけアニメの基礎を指導し、中国初のアニメ撮影所創立に尽力。1953年に帰国後は自身の映画製作を本格化、人形アニメ作家の川本喜八郎さんや真賀里文子さんを育て、晩年は再び中国でアニメーター育成に当たった。
2月5~7日のシンポには、中国の映画製作所「天津電影」のアニメ部長を務める毛継東監督や、アニメ作家の鈴木伸一さんらが参加。バンクーバー国際映画祭で児童映画部門最高賞を受賞した「ちびくろさんぼのとらたいじ」(1956年)など、持永さんの13作品を上映し、作品に使われた人形も展示する。天津電影の最新CGアニメ「小さいカンフーチーム」なども上映される。
2010/01/23, 日本経済新聞 沖縄夕刊 (社会面)より