電通総研が28日に発表する「情報メディア白書2010」で、マイナス成長に歯止めがかからない日本の娯楽市場の現状が明らかになった。
劇場公開やDVD販売などを合算したアニメの市場規模は2009年、3年連続で前年比減少し、2003年以来の2000億円割れとなったようだ。
音楽ソフトの生産金額や数量は1998年以来、前年比マイナスが続いており、2009年は「過去30年で最低を更新する」もよう。
ゲーム産業も、国内の少子高齢化などで減少基調が続く。
各分野の市場縮小を受け、今後はレコード会社などの再編が加速しそうだ。また、比較的堅調な演劇やコンサートなどライブ娯楽とレコード業界の連携など業態の見直しも課題になりそうだ。
電通総研は「『右肩下がり』の定着を避けるため、輸出の拡大などを強化する必要がある」と見ている。
同白書は電通が関連業界の統計などをもとに作成、毎年公表している。
2010/01/28,日本経済新聞 朝刊より
関連リンク:電通総研 情報メディア白書2010 