ジェームズ・キャメロン監督の3D映画「アバター」の快進撃が続いている。先月下旬、同監督自身の「タイタニック」(1997年)が持っていた世界興行収入1位の記録を塗り替え、その金額は史上初めて20億ドルを突破。「洋画不振」の日本でも興収は100億円を超えた。
「3Dが観客に受け入れられることが実証された」と胸をなで下ろすのは「アバター」を配給した20世紀フォックス映画の浮島敏之営業本部長。
映画界は、ここ数年、人々を劇場に呼び戻す最後の切り札として3Dに期待してきたが、集客効果には自信を持てずにいた。
「この成功でやっと普及が本格化する」とソニー・ピクチャーズエンタテインメントの深沢恵・映画マーケティング本部長も語る。
20世紀フォックスの調べでは「アバター」封切り前後で、国内の3D用スクリーンの実質的な数は250前後から一気に300以上に増えたという。
2010/02/16, 日本経済新聞 夕刊より