ベストセラーの裏側、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」

アニメ風の表紙とタイトルの長さが目をひく「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(岩崎夏海著、ダイヤモンド社)は、青春小説としての体裁を持つ異色のビジネス書。
昨年末に発売するや人気に火が付き、今月で6刷13万部に到達した。既にドラマ化や映画化の話も舞い込んでいる。
人気のカギは古典を題材にしたこと。本書は経営学の名著を取り上げ、難しいと思われがちな古典をわかりやすい形で読者に届けるという売れ筋のパターンを踏襲している。

発端は、アイドルグループ「AKB48」のプロデュースにも携わった元放送作家の著者がブログに書いた同じ表題の記事。ダイヤモンド社第三編集部の加藤貞顕氏が目にとめ、本作りが始まった。
加藤氏は売れている背景として「日本を覆う行き詰まり感」を挙げ、「政治にしても経済にしても“マネジメント”が不足しているのは明らか。そこでドラッカーが求められる」と語る。

表紙イラストの女子高生の髪形や服装は「マーケティングの一環として」(加藤氏)社内のアンケートを経て決定。背景の河川敷の風景は人気アニメの制作スタジオに依頼した。発売前月には「週刊ダイヤモンド」誌にとじ込む形で第1章を予告編として披露もした。弱小野球部がマネジメントの考え方を採り入れて甲子園を目指すストーリーが楽しい。

2010/02/17,日本経済新聞 夕刊より

※管理人注:表紙挿画はイラストレーターのゆきうさぎ氏、背景はアニメ美術会社Bamboo(バンブー)の益城貴昌氏。

参考リンク:
GABALL SCREEN (ゆきうさぎ氏のサイト)
株式会社バンブー
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
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