2012年の日本開催を予定している「国際マンガサミット」について、日本の窓口となっているNPO法人「アジアMANGAサミット運営本部」(東京・豊島、里中満智子代表)の立野康一広報部長が19日鳥取県庁を訪ね、会場候補地として同県が内定したことを平井伸治知事に伝えた。今秋の同サミット韓国大会開催中に正式に決定する。
立野部長は「複数の自治体からアプローチがあったが、鳥取は昨年の台湾大会から取り組んでおり、一番熱心だった」と指摘。埼玉県なども誘致に動いていると報じられたが、平井知事自ら同運営本部に出向いて鳥取開催を訴えるなどの取り組み姿勢を評価した。
さらに鳥取県が水木しげる氏や青山剛昌氏、谷口ジロー氏ら漫画界に影響を与えている作家を輩出し、文化としてもかなり高い水準にあると説明。交通アクセス面でも米子―ソウル便があり、韓国経由で世界各国から訪れることができることから問題ないとの見方を示した。
一方、平井知事は「アジア各国から多くの漫画家が自然の豊かな鳥取県に集まるので、環境への負荷などを考えられるメッセージ性のある大会にして行きたい」と歓迎。来月には県のほか、県内市町村の観光関係者や同NPOの関係者なども加えて「まんが王国推進協議会」を設立し、漫画による地域づくりや、同サミットのPRなどに取り組んでいく考えを示した。
2010/02/20, 日本経済新聞 地方経済面 (中国B)より