日本テレビ放送網の2010年3月期の映画事業の営業利益は23億円と前期の約2倍に拡大、過去最高になりそうだ。作品への出資比率を高めたため配給収入が伸びた。本業ではテレビ広告収入が苦戦するなか、映画事業の重要性が増している。
売上高は前期比12%増の149億円で過去最高。利益が大幅に伸びたのは出資比率の高い幹事作品が人気を集めたためだ。前期中に費用を計上した3月公開の「ヤッターマン」の興行収入が堅調だったことも利益を押し上げた。
日テレの出資作品は今期、前期より3本少ない12本。「20世紀少年」の来場者数は352万人、興行収入は約44億円、「ごくせん」は298万人、約35億円とヒットした。「カイジ 人生逆転ゲーム」、「僕の初恋をキミに捧ぐ」なども人気を集めた。
2011年3月期には14本の公開を予定。7月にはスタジオジブリの新作アニメ「借りぐらしのアリエッティ」、秋には「BECK」などの公開が控える。細川知正社長は「今年を上回る収入を想定している」と話している。
2010/03/11,日本経済新聞 朝刊より