任天堂、「ニンテンドー3DS」来年度投入、メガネ不要で3D

任天堂は裸眼で3D映像のゲームが楽しめる携帯型ゲーム機の新機種「ニンテンドー3DS(仮称)」を2010年度中に日米欧で発売する。3D以外の機能については6月15日にロサンゼルスで開催予定のゲーム展示会「E3」で公表する。

3D技術はゲーム業界にとっては古くて新しい技術。技術革新のたびに話題にはなるが、3Dで主流のメガネをつける方式は面倒でゲームを遊ぶ大きな障害になるため、採用には消極的なソフト会社がほとんどだった。
任天堂もかつて史上初の3Dゲーム機「バーチャルボーイ」を1995年に発売。双眼鏡のような機械をのぞき込み、赤色LEDの点滅で表示されるゲームを楽しむハードだった。1人で3Dの世界に没入する構造になっていたため隣の友人とゲームの体験を共有できないことや、子どもがどんなゲームをしているかわからない点で親から嫌われたこともあり、日本では15万台程度、世界でも120万台程度しか売れず任天堂としては「失敗作」だった。

任天堂があえて今は主流ではない裸眼対応の3Dを採用した狙いはメガネをつける煩わしさをなくすことと、隣からゲーム画面をのぞき込む人も一緒に楽しめるようにすることにある。
3Dはゲーム業界にとって、挑戦しては失敗してきた鬼門。同社がこの壁を越えられるかはソフトの供給次第でもある。任天堂は今後ソフト会社に仕様を順次公開してゆく。

2010/03/24,日経産業新聞より

Comments are closed.