「漫画『ドラえもん』のしずかちゃんの入浴シーンは規制しない」――。東京都は26日、悪質な性描写がある漫画やアニメの販売方法などを規制する青少年健全育成条例改正案について、問い合わせの多い項目のQ&A集を発表した。
表現の自由との関係や規制の範囲など25項目を「分かりやすい言葉で答えたつもり」としている。
「表現の自由を侵し、漫画家を萎縮させるのでは」との質問には、「子どもへの販売が規制されるだけで、創作や出版、18歳以上の購入はこれまで通り自由」と回答。
規制の範囲を尋ねる項目では、性行為の描写がメーンの作品が規制されるとし、「しずかちゃんの入浴シーンや、サザエさんでワカメちゃんの下着が見えるシーンは入らない」などとしている。
都は昨年度、都議会に条例改正案を提出。作品中の18歳未満の人物を「非実在青少年」と呼び、悪質な性描写がある場合は、書店で別の陳列棚に置くことなどを業界に求めた。
だが漫画家らが「拡大解釈される」と反発し、都議会は3月に継続審議を決めている。
2010/04/27,日本経済新聞 朝刊より
関連リンク:
「東京都青少年の健全な育成に関する条例改正案 質問回答集」の作成について(東京都)
東京都青少年の健全な育成に関する条例改正案 質問回答集(東京都)[PDF]