NTTドコモの山田隆持社長は6日、2011年4月以降に出荷するすべての携帯端末について、SIMロックを解除できるようにすると日本経済新聞の取材に答えた。
ドコモは2011年4月以降に出荷する端末に、ロックを解除できる機能を搭載する。利用者の要望に応じて販売店の窓口で解除を受け付ける方針。
利用者はSIMカードを入れ替えれば機種を変えずに通信会社を自由に選べるようになる。例えば同社のスマートフォン「エクスペリア」などの端末をソフトバンクの通信回線を使って利用できる可能性がある。
ただ、ドコモだけがSIMロックを解除しても、契約者の流出につながるだけになるため、今後はソフトバンクなど他社の動向が焦点となる。ソフトバンクは一部端末で解除を検討する方針を示すにとどまっている。
総務省は同制限を解除する指針を示しており、通信回線の品質で強みを持つドコモは率先して解除に乗り出すことで他社の解除も促し、米アップルの端末などの人気機種をドコモの回線利用への呼び水としたい考えだ。
またドコモは2010年末にサービス開始を予定する光回線並みの通信速度を実現する「LTE」について、当初は基地局の整備に2014年度までの5年間で約3400億円を投資する計画を前倒しし、2012年度までに約3000億円を投資する。基地局整備を早めることでスマートフォンなどの通信需要の増加に対応する。
2010/07/06,日本経済新聞 夕刊より