ビクターエンタテインメントは、異業種企業と連携した新事業を相次ぎ立ち上げる。
資格学校向けに教材CDを制作するほか、食品大手とは商品販促で流す楽曲や映像を受託制作。フィットネスクラブで流す音源も制作、CD化する計画だ。音楽市場が低迷傾向にある中、音楽を活用したサービス事業を矢継ぎ早に展開する。
東京リーガルマインド(LEC、東京・中野)の教材として、アニメ声優が日本国憲法の条文を読み上げ、LECの講師が解説するCDを9月をめどに発売する。学校内で売り出し実際に教材として使ってもらうほか、楽器店や書店、通販サイトなどでも一般販売する。価格は2000円前後の想定。ビクターエンタが資格学校と協業するのは初めて。
紀文食品(東京・中央)の商品販促でも協力し、ちくわのキャラクターが登場する映像と曲を制作、全国のスーパー店頭でモニターに流し購買を促す。紀文食品の商品のパッケージにもちくわのキャラクターを活用。キャラクターの人気を高め、子どもや母親らへの浸透をめざす。
今後はキャラクターのバリエーションを増やすと共に、アミューズメント施設向けにキャラクター商品も納品する。曲もインターネット配信して認知度向上による販売拡大を見込む。
このほか、フィットネスクラブ大手のセントラルスポーツとも組み、エアロビクス用のBGMを十数曲制作。今春から提供しており、秋には新たに制作した別のBGMを納入する予定だ。それらを収録したCDをセントラルスポーツの店内で年明けから販売するという。
ビクターエンタは今年1月に企業間取引を担当する専門部署を開設。伊勢丹のキャンペーン向けに楽曲を制作した例がある。国内音楽市場は2年連続で前年割れし、低迷傾向にある。企業間取引による音楽サービス業をCDと音楽配信に続く中核事業に育てる構えだ。
2010/07/08,日経産業新聞より