中国の新世代DVD普及の障害、「ネットで違法動画視聴」当局は事実上放任

中国では映画やテレビドラマなどの動画をインターネット経由で無料視聴するのが主流だ。多くのコンテンツは著作権問題をクリアしていないが、中国当局は事実上放任し、DVD普及の障害となっている。旧来型のDVDプレーヤーの市場は縮小傾向が続いており、新世代DVDの立ち上がりに注目が集まる。

「通常のDVDではネット視聴との画質の違いをアピールするのが難しかったが、高画質のブルーレイ・ディスク(BD)では必ず商機がある」。ソニー幹部は意気込む。通常のDVDプレーヤーは中国販売していないが、BDプレーヤーには拡販に力を入れる。

中国の従来型のDVDプレーヤー市場は2006年をピークに縮小を続けている。農村部に家電を広める政策「家電下郷」で薄型テレビが爆発的に売れる一方で、2009年のDVDプレーヤー販売は前年比3割減の300万台程度。DVDプレーヤーを保有する男性(26)も「ブロードバンドの普及で動画コンテンツも豊富で、DVDは必要ない」と指摘する。
しかし、大画面テレビが主流になるにつれ、高画質コンテンツの需要も高まってきた。CBHD(HD―DVDベースの中国独自規格)陣営幹部も「新世代DVDでしか楽しめないコンテンツをそろえて、日米欧並みの市場に育てたい」と意気込んでいる。

2010/07/13, 日経産業新聞より

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