2010年上半期の映像ソフト売上高が前年同期比5.2%増の約1349億円に上ったことがエス・アイ・ピー(東京・港)の調べで分かった。販売枚数も同6.2%増の約2849万枚となり、金額・数量とも前年を上回った。
音楽商品やアニメでヒット作が目立った。販売ルートではネット通販が店頭販売を上回るなど、流通構造の変化も浮かび上がった。
販売枚数の9割弱を占めるDVDは約2502万枚で前年同期から1.1%減。ブルーレイ・ディスク(BD)は同2.4倍の約334万枚となり、シェアは前年と比べ6.6ポイント増の11.7%に上がった。
映像ジャンル別でみると販売枚数の3割弱を占める洋画がトップ。アニメと音楽が続いた。ただBD部門ではアニメが半数強を占めた。
今上半期のヒット作については、人気アイドル「嵐」の音楽商品がDVD部門で首位。BDの1位はアニメの「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」だった。
販売ルート別の売上高では、ネット通販が約701億円と店頭販売の約647億円を初めて上回った。ネット通販は店舗に足を運ぶ手間も要らないことなどから利用が急速に広がっており、今回の調査でそれが裏付けられた格好だ。
エス・アイ・ピーは2010年1月4日から7月4日までの期間で、CDショップなど全国約4100店舗とネット通販の映像ソフトの売り上げ実績を推計した。
2010/08/10,日経産業新聞より