長野県のギター生産数増加、音楽バンド作品の影響か

長野県はギターの出荷額・生産本数が全国トップ。なかでも松本地域に集積しているのが特徴だ。内陸ゆえに湿気が低いこと、木材加工が盛んな土地柄も影響している。
経済産業省の工業統計によると、長野県の2008年のギター出荷本数は13万354本。2位の静岡県に6万7000本の大差をつけている。

国内のギター産業は1960年代のエレキブームを受けて盛り上がった。一時は100社を超えるほどだったが、ここ20年は安価な外国製品が出回り、松本地域を中心に数えるほどに減った。
昨年創業50年を迎えた老舗のギター製造販売会社、フジゲンは松本市を代表する企業の1つ。長野県に集積する背景として上条啓水社長は「民芸家具が盛んな松本は優れた木工職人が集まりやすかった」と話す。板を削りだして加工するギター作りは熟練工の勘の世界でもある。

近年は団塊世代に加え、音楽バンドをテーマにしたマンガの影響で中高生の購入者が増え、出荷額は増加傾向にある。フジゲンの大町工場(大町市)は見学を受け付けており、夏休み期間は連日2、3組が訪れている。

2010/08/18, 日本経済新聞 地方経済面 (長野)

参考リンク:フジゲン

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