帝国データバンクは19日、国内のアニメ制作会社の経営実態調査の結果を発表した。
帝国データバンクでは、2010年7月末時点の企業概要データベース「COSMOS2」から、アニメの制作を主業とする会社を抽出し、収益動向・所在地・規模などについて調査・分析を行った。なお、同様の調査は今回が初めて。
これによると、2009年度(2009年4月~2010年3月期決算)の収入高総額は1648億3000万円(前年度比3.9%減)で、2年連続で減少した。
特に版権収入が行き渡りにくい中小に減収が多い。「増収」企業の中では、パチンコ会社と取引のある会社が目立った。所在地は約9割が東京に集中し、規模は従業員数が「10人以下」で資本金「1000万以下」の会社が42.0%を占めた。
・収入高総額は、2007年度をピークに減少傾向
・版権収入が期待できない中小は減収、パチンコ業界と取引のある企業に増収が目立つ
・所在地の約9割が東京に集中ながら、デジタル化により地方に特色のある制作会社も
・規模は従業員数「10人以下」、資本金「1000万以下」が42.0%
・業歴トップはトムス・エンタテインメント、続いて東映アニメーション、ぴえろプラス
・「萌え系」アニメブームは終息、深夜アニメなどの放映枠は減少傾向
・DVD販売で回収する事業モデルでは出資者が集まらず、アニメ制作が行いにくくなっているのが現状
・テレビアニメの放映数が減少する一方で、映画作品は好調
2010/08/19,NQN
参考リンク:
アニメ制作会社の経営実態調査(帝国データバンク)
調査結果資料[PDF]