ゲーム各社、上期に新製品増やす、収益の季節変動を軽減

ゲーム会社が4~9月期(上期)の新製品投入を増やして、下期に偏りがちな収益を平準化させようとしている。新作ゲームソフトの発売が重なるクリスマス商戦以外の時期に、玩具類や遊技機などの新製品を分散投入する。
バンダイナムコホールディングスやセガサミーホールディングスは、2010年4~6月期の連結営業利益が通期予想のそれぞれ27%、37%に達し、収益の平準化戦略が実を結びつつある。
ゲーム会社は利益の大半を下期に稼ぐところが多く、業績や現金収支の季節変動軽減が課題になっている。

バンナムHDは主力ゲームソフトの発売が下期に集中するため、玩具類の投入時期を分散し「四半期ごとのムラをできるだけなくしていく」(浅古有寿執行役員)戦略だ。4~6月期には利益率の高いカードゲームやヨーヨーの新製品を発売し、顧客層を拡大。その成果で前年同期に27億円の赤字だった営業損益が29億円の黒字に転換した。
セガサミーはゲームソフトの手薄な時期を、遊技機の新作投入で補う。4~6月期には前年同期より5タイトル多い8タイトルを発売した。2011年3月期通期では、前期と同じ25タイトルを投入する計画で、4~6月期の投入割合を高めた。この結果、第1四半期の営業損益は149億円の黒字(前年同期は78億円の赤字)に浮上した。

2010/08/24,日本経済新聞 朝刊より

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