「海賊版で日本語習得」に困惑、角川グループHD佐藤辰男社長

「日本語ができる中国の若手編集者が多いことに驚いた」。角川グループホールディングス(GHD)の佐藤辰男社長は感慨深げに話す。中国・広州市に設立した合弁企業の現地社員にどう勉強したのかと聞くと「角川書店など日本のライトノベルやマンガで学んだ」との言葉が返ってきたという。

悩ましいのが「彼らが買ってきた小説やマンガが海賊版だったこと」。合弁事業で正規版を中国の若者に届け、海賊版の排除に取り組む体制ができる。現地での作家育成にも力を入れる。「自分たちが愛読したような作品を生みだせる。そんな意欲にあふれている」と目を細めた。

2010/08/27, 日本経済新聞 朝刊より

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