秋葉原を代表する商業ビルで現在建て替え工事中の「秋葉原ラジオ会館」(東京・千代田)を中心に、秋葉原の電子部品やサブカルチャー関連商品などの専門店が集まり、インターネット通販モールを18日に開設する。有名な「アキバ」ブランドを生かして、ネット通販でも個性的な店舗・品ぞろえで大手量販店と差異化する考え。年内に約150店の参加を見込む。
開設するのは「ラジ館オンライン」で、パソコン部品やAV機器、フィギュアやゲームなどのサブカルチャー関連製品を扱う秋葉原の専門店を中心としたネット通販モール。「秋葉原」をキーワードに据え、他の通販サイトでは入手しにくいマニアックな商品をそろえる。知名度の高い秋葉原という地域を、ネット上でもブランドとして打ち出す考えだ。
開業時の参加店舗数は10店舗。秋葉原の専門店を中心に年内に約150店舗まで増やす。初年度の売上高は50億円を目指すとしている。将来は、個性的な品ぞろえをした地方の専門店などにも参加を呼びかけるという。
出店費用は掲載商品数などによって3種類あり、1000点掲載する場合は月額3万5千円で、販売手数料は5.5~6.5%。初期システム登録費用として10万円が別途かかる。このほか参加から3カ月限定で販売手数料を無料とするパック料金も用意した。
通販モールの開設に合わせ、秋葉原の専門店をテーマにしたスマートフォン向けのゲームアプリ「アキバ★ラリー」も提供を始める。GPS機能を活用し、提携店舗に行くとアプリ上でスタンプやキャラクターの壁紙などがもらえる。利用は無料。アンドロイドを搭載したスマホ向けに18日に提供を開始。iPhone向けにも2月に提供を始める。
秋葉原ラジオ会館は1962年に開業した老舗の商業ビル。昨年8月から建て替え工事に入り、2013年に新たなビルとして開業する予定。入居テナントは現在、近隣の3カ所のビルで仮営業をしている。