アーティスト移籍相次ぐ――音楽会社の戦略に相違

外資系音楽会社では日本人アーティストが所属レコード会社を移籍する「流動化」現象が起きている。
主な流出元は利益率を重視しリストラを進め、全社員の約半数を削減したEMIミュージック・ジャパン。
アーティストも矢井田瞳、ウルフルズ、エレファントカシマシなど、契約満了に伴う移籍のほか、契約期間を短縮して他社に移るアーティストが続出する。
「従来3千万円程だった新作アルバムの宣伝費が800万円に急減した」
「今後のことも考え、より条件のいい他社への移籍を決めた」

外資系となったコロムビアミュージックでも利益率の高いアーティストを残す方針で、ポップス歌手を三分の一削減。
減価償却の終わった旧譜の再リリースにも力を入れる。
「利益率のいい歌手や過去の作品の活用に経営資源を集中するのは大事な選択」

流出アーティストの受け皿は、エイベックス・ホールディングスとユニバーサル。
特にユニバーサルは、先進国で首位でないのは日本のみとあってアーティストの囲い込みに躍起。レーベル2つから5つに増やし、歌手や目利き社員の育成・獲得にも積極投資し、その時まいた種が芽を出し始めている。

ヘッドラインは2008/06/23, 日経産業新聞

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