「スカイ・クロラ」の押井守監督の人物評を日経が伝えている。
27日から開催される第65回ベネチア国際映画祭で最高賞「金獅子賞」の候補になった。「いまはもう何もできないが、作品を精いっぱいアピールしたい」と自然体で挑む。
制作のきっかけは「自分自身が生きることと向きあって、若い人に何かを伝えたいと思った」
繰り返しの日々を生きるキルドレを「誰に対しても責任を持たずに生きていける」現代の若者と重ねる一方で、自分の人生を生きることの素晴らしさも込めている。
過去には商業的に苦戦することもあったが、新作はビジネスとして成立させることを意識し、宣伝活動にも積極的にかかわった。
「正しいと思うことを主張して、多くの人に共感してもらうのが映画」との思いが背景にある。
日本アニメの世界的な評価は高まっているが、現場は技術者の高齢化に悩む。加えて「本当に作るべきものは何かという問いがない」と嘆く。60歳を前にして、欲はあるが執着しないことを学んだという。
ヘッドラインは2008/08/19, 日本経済新聞 夕刊