バンダイは12月に架空のキャラクター美肌紗羅(びはだ・さら、27)プロデュースの「プチシュクレ」ショッキングピンクの綿棒を売り出す。
紗羅は化粧品会社ラブラボが仕掛け、2005年9月に女性向け携帯サイトの小説に登場。美や愛を巡る姉妹の争いなど笑いあり涙ありの展開が話題を呼んだ。同11月には少女マンガ風の紗羅をパッケージにした「美肌紗羅シートマスク」を発売。一年足らずで50万枚を出荷し、新興メーカーでは異例のヒットとなった。
このヒットに目をつけたバンダイは、バンダイラブラボと交渉の末、コミックを書き起こしてシートマスクと一緒にドラッグストアで売り出し、合計で24万部を売った。
バンダイはラブラボと原作を共同所有し、今年10月にはアニメ「美肌一族」の放送を始めた。
アスミック・エースエンタテインメントなどと製作委員会を結成し、テレビ東京の深夜30分枠を確保した。冒頭約10分間でアニメを放送、後半は通販番組で構成。
テレ東とKDDIは21日から携帯電話とパソコンにアニメの無料配信を始めた。
バンダイにとって本番は年末以降で、「プチシュクレ」に加え紗羅愛用のファッションブランド「ポニーテイル」も展開。関連商品の売上高を11年3月期に10億円と「リカちゃん」の半分程度の規模に育てたい考え。
「未開の市場」をこじ開けようと関連各社は知恵を絞るが、大人女性は保守的でなじみの薄いキャラには手を出さないとされ「どこまでキャラをカリスマ化できるかがカギ」(キャラクター・データバンク陸川和男社長)
ヘッドラインは2008/10/22, 日経MJ