日本音楽著作権協会(JASRAC)は同協会が管理する楽曲を「ユーチューブ」で使用することを認める方針を固めた。
利用者は人気歌手やバンドの楽曲を自ら歌う映像や演奏した曲をBGMに使った自作映画などを自由に投稿できるようになるが、テレビ番組やCD音源を使った動画などの投稿は、引き続きテレビ局や演奏者などの権利者からの了解が必要。
ユーチューブには角川グループホールディングスなどが公式動画を流している。楽曲著作権管理で国内2位のイーライセンスや同3位のジャパン・ライツ・クリアランスとは許諾契約を結んでおり、JASRACとの合意が注目されていた。
著作権料は、投稿者の代わりにユーチューブ側が決められた料率に従ってJASRACに支払う。
国内で9割以上のシェアを持つJASRACの同意が得られたことで、日本でも楽曲を使った映像の合法的なインターネット流通が進みそうだ。
音楽については、多くの権利者がJASRACなどの音楽著作権管理事業者に交渉窓口を一本化しているため、コンテンツの作成者・再使用者が利用しやすいが、テレビ番組などの映像は権利関係が複雑で、テレビ番組を再度ネットに配信するには従来通り原作者、脚本家、制作会社、タレントプロダクションなど、すべての権利者から許諾を得る必要がある。
映像についても交渉窓口を一本化するなど、環境の整備が急がれる、
ヘッドラインは2008/10/23, 日本経済新聞 夕刊