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横須賀、呉、舞鶴の「軍艦」見学クルーズが人気

横須賀や呉、舞鶴などの「軍港」で海上自衛隊や米海軍の艦船などを間近に見るクルーズ船の人気が高まっている。
軍事マニアだけではなく、家族連れやカップルなども楽しんでいるのが特徴だ。

横須賀本港の汐入桟橋を出航したクルーズ船は、米海軍横須賀基地に接岸するイージス艦のほか、海自の艦船や潜水艦のそばを航行、船内ガイドが目の前の艦船について解説を加える。
一周45分の軍艦見学クルーズ「YOKOSUKA軍港めぐり」を運行するトライアングルによると、利用者数は最近急増中で「特に神奈川県外からの客が目立つようになった」という。
横須賀本港は日米安全保障条約に基づく制限水域に指定されており、軍港めぐりの船は米海軍と海自から特別に許可を得ている。

同社の鈴木隆裕取締役は「レジャーの安・近・短志向に乗っているだけでなく、横浜港や都内では目にできない景観が楽しめる点も人気の要因」で、バスツアーのコースに組み込まれる例も増えており、「ツアーは毎回、満席と好評。今後、開催数を増やすことを検討している」という。

軍艦見学クルーズは横須賀以外でも人気が高まっている。
広島県呉市の呉港と、旧海軍兵学校のあった江田島の小用港を結ぶ航路上には、海上自衛隊の艦船や、戦艦大和が建造された造船所などを目にすることができる。
定期船を運航するファーストビーチでは、下船せずに往復する遊覧コース「呉湾おさんぽクルーズ」(500円)を実施。利用者も前年比35%増と好調だ。
海自と米海軍の基地がある長崎県佐世保市では、定期航路を遊覧船化したクルーズが受けている。瀬川汽船では「利用者は前年比プラス。空母が来航すると利用者は跳ね上がる」という。
海自の地方総監部が設置されている京都府舞鶴市では、地元の遊覧船業者が土日祝日限定で海自の艦船などを巡る「海軍コース」を売り出した。目玉は「停泊する海自の艦船のすぐ近くまで接近する迫力。場合によっては数メートルということもある」(舞鶴港遊覧船)通常運行は11月末までで、この先は不定期(要予約)になる。

横須賀市では来春、新名物の米海軍のレシピを使ったハンバーガー「ヨコスカネイビーバーガー」を軍艦見学クルーズとセットにして売り出す計画で、軍艦見学クルーズをバックアップする動きも出てきた。「軍関連施設はとかくマイナスイメージにとらわれがちだが、基地を新たな観光資源にしたい」(同市企画調整課)
観光の目玉として売り出す自治体のバックアップを追い風にして、軍艦見学クルーズの乗客は今後さらに増えそうだ。

2008/11/28, 日経MJより


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