先日、テレビ東京が海外向けに「NARUTO」のネット配信を発表したが、そのプラットフォームはアメリカのクランチロール社のストリーミングシステム。
日経産業新聞がクランチロール社CEOのクン・ガオ氏へのインタビューを行っている。
・クランチロールとはどんなサイトか
「月間ユニークユーザー数が470万人、登録会員が400万人、月間PVが2億2500万回で、アニメに特化した動画配信サイトでは世界最大と自負。アニメほとんどで利用者の過半数が18-24歳。この層に的を絞りたい広告が集めやすい」
「単なる配信ではなく、SNSの枠組みで動画を扱っていること。利用者の滞在時間は平均15分強と一般的なサイトより長い。ちなみにクランチロールとは米国の寿司店にある巻きずしの呼称のこと」
・日本では同サイトの動画が見られないが
「日本向けには動画配信していない。配信しているアニメのほとんどは日本製で、日本で自由にみられるようにすると、日本の権利者とのコンテンツ供給取引が難しくなるため。日本のアニメをネットを通じて世界に輸出し、作者やその他の権利者に収益をもたらすのが我々のミッション。日本法人はコンテンツ供給企業の開拓や既存の供給元に対するサービス窓口が仕事になる」
・広告付き無料配信が基本的なビジネスモデルか
「収益化のモデルをコンテンツの供給者が選べるのが我々の大きな特徴。広告付き無料ストリーミング配信、有料登録型ストリーミング配信、ダウンロード販売、キャラクターグッズ販売の4種類の収益化メニューを用意している。コンテンツ供給者はメニューから好きなモデルを選んで組み合わせ、併用することができる」
・動画配信には権利侵害の問題がつきまとうが
「2009年1月9日から勝手な動画のアップロードを禁止し、正式に使用許諾を受けたコンテンツ以外をすべて削除する。さらに他の動画サイトなどで無断で流れている自社コンテンツを発見閲覧制限をかけたり、放置しながらどこでどんな風に見られているか分析したりするコンテンツ監視・管理ツールを、コンテンツ供給企業に無料サービスとして提供している」
・コンテンツ供給契約の進ちょく状況は
「東映アニメーションやGDHなど日本国内の権利保有企業21社と正式契約して作品供給を受けている。テレビ東京はアニメの放映本数が多く、米国のアニメファンにとってはあこがれのテレビ局で、契約できたのは利用者の拡大に大きな弾みになる」
ヘッドラインは2008/11/26, 日経産業新聞