東芝、「ヤッターマン」を活用「30代が子供と楽しめる」を意識

東芝が30-40代をターゲットにしたブランドイメージの転換に取り組んでいる。
30年前に平均視聴率20%超の人気を集めたアニメ「ヤッターマン」とコラボレーションし、東芝の新たなイメージを発信し続けてきた。冷蔵庫や洗濯機など白物家電を対象に店頭販促に「ヤッターマン」を活用。「先進技術の東芝」のイメージを残しつつ、親しみやすさを出そうとしている。

きっかけは自社HPの課題を洗い出したところ「商品スペック情報やIRは充実しているが、エンターテインメント性が低く、利用者が固定化している」との結果に。
「東芝はシニア世代の支持は厚いが、特に若年層にはなじみの薄いブランド。ファン層拡大に向けて手を打たなければと思った」(広告部荒井孝文部長代理)
そこでリニューアル案として「お笑いも考えたが、海外で見られることも考慮。親子二世代で楽しめるアニメとコラボすることにした」(荒井氏)
マンガ「課長 島耕作」も候補に挙がったが、「初芝=東芝ではイメチェンにならない」(同)と、主人公の一人が電器店の娘でもある「ヤッターマン」を選択。「偶然にもテレビシリーズ復活が内定していたため、即決だった」(同)という。

現在はアニメ用のサイトで、web限定フラッシュ版アニメが月一回、一話ずつ公開される。
月間平均ページビューは80万-100万。サイトの滞在時間は東芝の企業サイトが約4分なのに対し、ヤッターマンサイトは当初の4分から6月以降は10分を超えるようになったという。
「商品サイトへの誘因率も6-7%と高く、通常1%未満のバナー広告などに比べてかなり効果が高いことがわかった」という。
年間キャンペーンを展開しても、webの製作費はテレビCM1本分程度で済んでおり、今月いっぱいでコラボ企画を終了する予定だったが「好評につき来年3月まで延長し、新企画を仕掛ける」とのことだ。

2008/12/05, , 日経MJより

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