米の年末商戦、低調でも…、ゲーム販売好調、「巣ごもり消費」映す

個人消費の冷え込みでアメリカの年末商戦は低調だが、ゲーム機・ソフト販売の好調さが際だっている。
景気後退に伴って米消費者はこの冬に旅行などを取りやめる代わりに、自宅で没頭できる娯楽としてゲームに再注目している。米国の「巣ごもり消費」を象徴する動きといえそうだ。

全体をけん引したのは、任天堂の「Wii」。11月の販売は204万台で、ゲーム機の単月の販売台数としては2002年11月にソニーの「プレイステーション2」が達成した270万台以来のヒットとなった。任天堂の供給が安定したことも販売増を後押しした。
ほかにも「ニンテンドーDS」(157万台)、米マイクロソフトの「Xbox360」(83万6千台)、ソニーの「PS3」(37万8千台)などが軒並み好調だった。

「景気低迷下にあって、長時間にわたって楽しめ、それほどお金がかからない娯楽として着目されている」(アナリストのアニタ・フレイジャー氏)と分析する。
アメリカの年末商戦の緒戦は値引き一色と消耗戦の様相をみせたが、そんな中でも気を吐くゲーム販売は米国人の消費動向の変化を映し出した格好だ。

2008/12/16, 日本経済新聞 夕刊より

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