TBSは16日、東京都内で開いた臨時株主総会で、来年4月1日付で放送法上の認定持ち株会社「東京放送ホールディングス」に移行する議案が株主に承認された。
TBS本体はテレビ放送免許、東京・赤坂のTBS放送センターなどの資産を4月1日付で分割し、100%子会社のTBSテレビに承継させる。
持ち株会社には一つの株主が議決権の33%までしか保有できない出資制限があり、買収防衛策強化の側面がある。20%弱の株式を保有する筆頭株主の楽天は、同日の総会で議案に反対した。
TBSの経営権取得が事実上、不可能になり、楽天は戦略の見直しが迫られる。
楽天の高山健取締役は総会後、TBS株の買い取り請求権行使について「三月末まで考える時間がある」と述べた。
今後想定される選択肢は(1)TBS株を持ち続ける(2)株価動向を見て売却する(3)他の株主と連携する(4)出資比率を引き下げTBSとの連携を模索する――など。
「三木谷社長のTBSへの関心は薄れている」(楽天幹部)との声もあるが、TBS株の含み損は650億円超に達しており、評価損を特別損失に計上した場合、楽天の2008年12月期の連結最終損益が赤字に転落する可能性もある。
2008/12/17, 日経産業新聞より