スタジオジブリは、宮崎駿監督の「崖の上のポニョ」の全米公開を2009年夏に控え、ハリウッドの著名プロデューサーやアニメ監督を起用し広告・宣伝を強化し、本格的に北米市場を開拓する。
プロデューサーとして起用するのは、フランク・マーシャルとキャサリーン・ケネディ夫妻、米ピクサー・アニメーション・スタジオのジョン・ラセター監督の3人。
マーシャル氏とケネディ氏は「インディ・ジョーンズ」シリーズなどを手掛け、ラセター氏は「トイ・ストーリー」などピクサーの代表作を監督した。新作では3人の経験、実績、人脈をフル活用する。
声優にも米国で人気の俳優を起用。脚本、劇場向け予告、ポスター制作なども3氏中心に検討を重ね、北米の観客に興味を持たせる広告手法を立案してもらう。ジブリが現地スタッフにマネジメントを任せるのは初。
ジブリ作品はすでに北米で公開しているが、これまでは日本の担当者が海外戦略を練っていた。「ハウルの動く城」「千と千尋の神隠し」などは高い評価を得ているが、芸術系作品との位置付けで単館上映だった。今後はハリウッド大作と同水準の上映館数を目指す。
2009/01/03, 日本経済新聞 朝刊より