東宝と角川グループホールディングスは、NTT東西が持つ次世代ネットワーク(NGN)を利用して映画館への映像配信を開始する。
東宝は系列映画館を31館、角川は14館持ち、計407スクリーンで映画を上映している。両社は今年春以降、従来の映写機をデジタルサーバーとプロジェクターに順次切り替える。
従来は映画会社が上映スクリーンの数だけフィルムに映像をコピーし、トラックなどで配送していた。デジタル配信ではコピーや輸送、廃棄の費用を削減できるうえ、上映回数を重ねても画質が劣化せず常に一定品質の映像を鑑賞できる。
また、演劇やスポーツを全国規模で同時放映するなど、映画館を多様な娯楽コンテンツを楽しめる場に変える戦略で、新たな収益源としたい考えだ。
2009/01/05, 日本経済新聞 朝刊より