ゲームセンター閉鎖進む、各社我慢比べに

ゲームセンター不振に歯止めがかからない。先週、幕張メッセで開かれた業務用ゲームの展示会「AOU2009 アミューズメント・エキスポ」でメーカー各社は、新規客の呼び込みに簡単操作の低価格機を投入し、機種買い替えを渋るゲームセンターの需要掘り起こしを働きかける。
一方で施設運営会社は異業種とのゲーム開発や、漫画コーナー併設型施設など、新たな生き残り策を模索し始めた。しかし「ゲーセン復活」の道は険しい。

ゲームセンターはゲーム機の減価償却を終えれば売上高が減っても利益を確保できる装置産業だが、高機能化で価格が上昇、投資回収期間が延びたことに加え、頻繁なソフト更新が発生し、更新手数料などで施設の負担は増している。
郊外の有望なショッピングセンターの「陣取り合戦」が起きた結果、採算に合う家賃を上回る金額で契約した施設も多い。

最大手のセガは既存店売上高は前年を大きく下回っており、新たなリストラとして9月末までに全店の3割に当たる110店を追加閉鎖する。
2009年3月期に全店の約2割に当たる約70店を閉鎖するナムコは来期は、通常通りの出退店を計画するが、既存店売上高の前年割れは続いている。

ある業界関係者は「市場回復には、業界全体であと2割の店が減る必要がある」と予想する。それでも「ゲームセンターがなくなることはない」(和田洋一スク・エニHD社長)というが、各社は我慢比べに突入している。

2009/02/25, 日経MJより

関連記事:セガ、アミューズメント施設3割閉鎖、希望退職実施

Comments are closed.