手塚治虫(1928-1989年)の単行本デビュー作『新寳(たから)島』が復刻され、小学館から発売された。
「冒険漫画物語」と副題にある『新寳島』は1947年、大阪の育英出版から刊行された。亡くなった父親の書類函から宝のありかを示す島の地図を見つけたピート少年が、父親の親友である船長とともにその島に向かう物語。
先輩漫画家の酒井七馬との合作だった。手塚自身はオリジナル版には不満を持っていたようで「新宝島」を講談社版「漫画全集」に収める際には新たに描き直している。
現代漫画の原点とされる作品で、石ノ森章太郎、赤塚不二夫ら後進の漫画家に大きな影響を与えた。発行時期によって表紙に違いがあるが、今回は数冊しか現存しない初版本から復刻した。今回の復刻版には「新寳島読本」という別冊もついており、漫画家の浦沢直樹氏らが寄稿している。
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