女性に将棋人気、漫画もブームを後押し

女性の間で将棋人気がじわりと高まっている。日本将棋連盟が開く「レディースセミナー」は7年前から開催している講座で従来は月2回コースのみだったが、受講者からの要望が増え今年から月4回のコースも設けた。将棋連盟では女性に限定しない「道場」も常時開いているが「最近は多いときで1割近くが女性になる」(日本将棋連盟)という。

「将棋に興味があった人は多くいたが、これまでは顕在化していなかった」(北尾まどか女流初段)
その潜在的ファンが行動を起こすようになった背景には、将棋マンガのヒットで将棋が身近になってきた影響もありそうだ。
人気マンガ『ハチミツとクローバー』の作者、羽海野チカさんが17歳のプロ棋士を主人公にした『3月のライオン』を「ヤングアニマル」(白泉社)で連載、マンガ大賞2009の候補となったほか、昨年ドラマ化された『ハチワンダイバー』(集英社)や、テレビアニメ化された『しおんの王』(講談社)など将棋をテーマにした複数の作品が話題になった。

さらに「インターネットの役割も大きい」(北尾さん)。一般の人がプロの対局を目にする機会はNHKが週1回放送する「将棋講座」くらいしかなかったが、ネットで「名人戦棋譜速報」として中継するなど、将棋の指し方はわからなくても、解説を聞きながらスポーツ感覚で対局を楽しむことができるようになった。
女性の将棋ブームは息の長いトレンドになりそうだ。

2009/05/08, 日経MJより

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