ゲームソフト6社の2009年3月期の決算が19日出そろい、4社が減益だった。主力のソフト販売の延期や景気低迷によるゲームセンター事業の不振が響いた。一方、海外市場で強い企業の業績は堅調だった。
スクウェア・エニックス・ホールディングスは売上高が前期比8%減の1356億円、経常利益が40%減の112億円だった。主力の「ドラゴンクエスト9」の発売が、2010年3月期にずれ込み計画が狂った。
4月1日に経営統合したコーエーテクモホールディングスも、人気ソフト3タイトルの海外販売が延期になり、減収減益につながった。
ゲームセンターの収益が足を引っ張ったのはバンダイナムコホールディングス。既存店の売り上げが13%減で、減益の要因になった。
スクエニHDやセガサミーホールディングスもゲームセンター事業が苦戦した。
海外市場は成熟した国内の市場と比べ、不況下でもゲームソフトの販売が堅調なため、カプコンは「バイオハザード5」が全世界で400万本、「ストリートファイター4」が同200万本を超えるヒットとなり、増収増益だった。映画との連動で知名度を上げるなどしており、両ソフトとも売り上げの9割が海外だった。
コナミも「メタルギアソリッド4」が北米で好調。シリーズで475万本以上販売した。スポーツ施設関連の損失で減益だったが、ゲーム事業だけだと堅調だった。
2009/05/20, 日本経済新聞 朝刊より