映画興行会社のヒューマックスシネマは、新宿区歌舞伎町の映画館「新宿ジョイシネマ」3館を5月末で閉館、62年の歴史に幕を下ろす。
近隣のシネマコンプレックスへの顧客流出の影響が大きく、採算に合わなくなった。
「新宿ジョイシネマ」は1947年の開業で「新宿地球座」が前身。現在は隣接するビルを含め「ジョイシネマ1」から「3」まで3スクリーンを持つ。収容人員は約1000人。主に松竹系映画を上映している。
近隣へのシネコンの進出により、「同じ映画が新宿周辺の複数の映画館で上映され、客を取られてしまう」(ヒューマックスシネマの野村桐雄専務)
数年前までは7億円以上あったという売上高も2009年3月期には約3億5000万円と半分以下に落ち込み、赤字に陥った。「ジョイシネマ1」などが入っているビルはヒューマックスグループの所有だが、後継テナントは未定。ビル自体を建て替える計画はないという。
歌舞伎町では数年前に共同でシネコンの建設などの再開発計画が浮上したが、各社の思惑の違いから折り合わず、個別に開発を進めている。
昨年末には「新宿コマ劇場」の閉館に伴い東宝系の「新宿プラザ劇場」と「新宿コマ東宝」の2館が閉鎖。4月には東亜興行が運営する「新宿トーア」も閉館した。今月のジョイシネマの3館閉鎖で、昨秋に14あった歌舞伎町の映画館は東急レクリエーションと東亜興行の2社が運営する8館のみとなる。
歌舞伎町は映画の街としての地盤沈下が避けられそうにない。
2009/05/20, 日本経済新聞 地方経済面 (東京)より
新宿ジョイシネマ閉館
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知らなかった…。
ちょうど新宿近辺をネットで調べていたらば、「東のエデン」でもちょこちょこと登場した新宿コマ劇場前の映画館の一つ…