滋賀・大津市、「ちはやふる」で街おこし

漫画「ちはやふる」に描かれた大津に漫画のファンらを呼び込もうと、大津市やびわ湖大津観光協会などは22日、「ちはやふる・大津」キャンペーン実行委員会を設立した。アニメファンらが訪れる「聖地」となるようにアピールする。
ちはやふるは講談社の漫画雑誌で連載中でコミックスは累計600万部超を発行、昨年テレビアニメになった。大津には百人一首の第1首をよんだ天智天皇をまつる近江神宮があり、かるたの各種全国大会が開かれ、ちはやふるにも描かれた。

実行委は市や近江神宮、観光・市民団体や運輸・旅行・放送関係企業・団体の代表と、滋賀大学漫画倶楽部のメンバーが参加。まず近江神宮や駅などに登場人物入りの歓迎看板を設置。観光情報誌やホームページでもPRする。
2012年度以降の関連商品企画に向けた知的財産権の調査・調整や、市内ゆかりの百人一首15首を中心に和歌の調査も進める。

創通、純利益最高に、今期11億円、版権収入伸びる

創通は20日、2012年8月期の連結純利益が前期比23%増の11億円と過去最高になりそうだと発表した。従来予想を1億2000万円上回る。同社は「ガンダム」関連の商品化に関する版権を保有。他社が手掛けるゲームが人気となり、好採算の版権収入が伸びている。
売上高は14%増の172億円、経常利益は25%増の22億円となる見通しで従来予想を5億円、3億円それぞれ引き上げた。これらも過去最高となる。
「ガンダム」シリーズでは、主にバンダイナムコホールディングスのグループ会社が販売する家庭用ゲーム機用のソフトに加え、ソーシャルゲームの配信が想定より好調という。

中国、外国映画の規制緩和、1600億円投資

中国政府が外国映画の受け入れ本数を拡大する市場開放策を決め、今後5年で20億ドル(約1600億円)を投資する。
米ハリウッド映画の受け入れ拡大は、ロサンゼルスを訪れた習近平国家副主席とバイデン米副大統領の会談で基本合意した。年間20本に限定している外国映画の規制を緩和し、3DやIMAX仕様なら、14本まで追加で認める。また外国映画制作会社が中国興行収入から得られる取り分を、現行の13%から25%に引き上げることでも合意した。

米映画制作大手ドリームワークス・アニメーションSKGは、上海文広新聞伝媒集団、中国華人文化産業投資基金、上海連和投資の中国3社と共同出資し、年内にも上海で家族向けアニメや実写映画の制作を始める。潜在的に世界最大の映画市場といわれる中国にハリウッドが急接近し始めた。中国政府もソフトパワーの強化や中国文化の理解を促す一助になると期待する。

中国共産党は外国思想の流入を警戒し、受け入れる外国映画は政治色の薄いものに限ってきた。ただ、興行収入のトップは2011年の「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」、2010年の「アバター」などハリウッド勢が占め、米側が市場開放を強く迫っていた。ハリウッドに詳しいジャーナリストのジョナサン・ランドレス氏は「米映画市場は中国の7~8倍あるが、成長は頭打ち状態。中国はストーリーの内容については規制が強いものの、市場としては無視できない」と語る。